泌尿器の病気と聞くとどうしても男性に多いイメージが定着していますが、女性にも当然同じ様な悩みを抱えている人は多く、何とかしたいと思っているはずです。
ただ女性の場合は男性よりもデリケートな悩みになるため、なかなか人に打ち明けることもできなかったり、病院へ行くことをためらってしまって結果的に悪くなってから受診するケースがよくあります。
男女関係なく症状が進んでから治療をはじめるよりも、やはり症状が軽い段階で治療したほうが時間もかかりませんし、費用も安く済みますのでできるだけ早い段階で泌尿器科を受診することをおすすめします。
最近ではレディースクリニックといって女性専門のクリニックも増えてきていますし、そういったところでは医師や看護師、スタッフも全員女性がやっているところが多いのでとても通いやすいです。
やはり女性特有の悩みは女性同士のほうが話しやすいですし、理解してもらえたという感覚があれば医師や看護師に対して信頼感が生まれますので、治療に集中できます。
ですから、まずは信頼できるクリニックを見つけるところからスタートしてみるといいでしょう。
クリニック選びをするうえでインターネットはとても役立ちますので有効に活用して欲しいのですが、最近では病院やクリニックを診療科ごとに検索できる専門サイトがあります。
そのような専門サイトはエリアごとに病院を調べられるだけでなく、実際に利用した人の感想なども掲載されているので、どのような設備だったのかスタッフや医師の対応はどうだったのかという声を参考にしながら選ぶとより自分い合ったところが見つけやすくなります。
女性の泌尿器の悩みの中でも特に多いのは膀胱炎で、膀胱炎は排尿痛、頻尿、排尿時の不快感、血尿などの症状がみられるのが特徴で、尿道から大腸菌をはじめとする細菌が入り込んで発症することがほとんどです。
女性は男性よりも尿道が短いので膀胱炎になる確率も高くなるのです。
治療法としては抗生物質や抗菌剤の投与が基本になりますが、それ以外にも水分を取る、トイレを我慢しない、新陳代謝を高めるように意識する(特に下半身の冷えなどに注意する)、熱いもの、辛いもの、アルコールなどはできるだけ避けるといった日常生活の改善も重要になります。
ほかにも過活動膀胱や腹圧性尿失禁などは女性が悩まされやすい泌尿器の病気ですので、気になる症状が出てきたらまずは泌尿器科を受診して原因を突き止めるようにしてください。