女性の泌尿器の病気
女性も泌尿器が病気になることもあるため、泌尿器科を受診する機会はあります。
どんな病気があるのかというと、よく知っておきたいのが膀胱炎です。
これは女性がなりやすい病気で、経験する可能性も比較的高いです。
膀胱で細菌感染が起きて炎症が起きるのがこの病気で、自覚症状としては排尿時の痛み、下腹部の痛み、頻尿、残尿感、尿の白濁、血尿などとなります。
熱が出る、体がだるいといった風邪のような症状はあまり出ないため、症状が軽ければ日常生活に大きな影響はありませんが、症状が強くなってくると一時間のうちに何度もトイレに行きたくなったり、トイレに行ってもすっきりしなくて集中力が落ちたりと、影響も出てきます。
さらに治療が遅れると悪化し、腎盂腎炎という別の病気に発展する可能性があります。
膀胱炎になりやすい女性にとってはやはり知っておきたい泌尿器の病気です。
腎盂腎炎とは膀胱のさらに奥にある腎臓付近で細菌感染が起こり、炎症を起こす病気となります。
主な自覚症状は腰の痛みや高熱となります。
そして膀胱炎の症状も続いていることもありますから、排尿時の痛みや頻尿といった症状が一緒に出ることもありますね。
腎臓で細菌感染が起こると細菌が血流に乗って全身に流れる可能性があり、最悪の場合は命に関わる可能性があります。
腎盂腎炎が疑われる症状が出ている場合、できるだけ早く病院を受診しましょう。
女性の泌尿器の病気の治療はどうする?
膀胱炎や腎盂腎炎など、泌尿器で病気が起きたら泌尿器科で診察を受けられます。
治療の方法ですが、膀胱炎の場合は抗生物質の飲み薬を処方されることが多いです。
これを飲むだけで治療できる場合も多いですから、それほど治療に手間はかからないことも多いです。
風邪の治療のような感覚で治療できる場合も多いですから、早めに病院を受診してください。
腎盂腎炎の場合、症状によって対応が変わります。
症状が軽ければ膀胱炎のように抗生物質の飲み薬での治療になる場合もありますが、症状が重い場合は入院となり、そこで抗生物質を点滴される場合もあります。
どちらになるかは症状によって変わりますから、診察時に医師が症状を確認して決定する形となります。
費用はどれくらいかかる?
膀胱炎の場合は診察代と尿検査代、抗生物質の飲み薬代が主な費用となりますから、スムーズに治れば3000円前後で済む場合もあります。
治りが悪く、再診が必要になればもう少し費用がかかりますね。
腎盂腎炎の場合、もし入院が必要になれば外来受診だけで治療できるときに比べて費用が高くなります。
女性の泌尿器の病気でかかる治療費は病気の種類にもよりますが、悪化する前に治療できた方がお金はかからなくなります。