診察にどれくらいかかる?
泌尿器科では性病の診察をしていますが、その費用はどれくらいかかるのか、予算はあらかじめ用意しておく必要がありますから、これは知っておきたいですよね。
これがどれくらいかは、まず保険適用の有無によって大きく変わります。
泌尿器科で性病の診察を受けるにあたり、保険が使えそうかどうか、まずチェックしてみてください。
診察時に保険適用となる条件は?
性病の診察を受けるときに保険適用となるには、なにか性病の自覚症状があることが必要です。
たとえば男性の性器クラミジアや性器淋病の場合、排尿時の痛み、かゆみ、違和感、灼熱感、尿道からの膿などの症状が出ます。
これら症状があるなら保険適用となる可能性が高いです。
このほかの性病でも何か症状が出ており、異変を感じている場合は保険適用となる場合が多いですね。
では症状がない場合はどうかというと、このときは保険適用がなく、自由診療となる場合が多いのです。
性病になっているのに自覚症状がないことはあるのかというと、実はこれは珍しくありません。
女性の性器クラミジアや性器淋病の場合、症状が出ない場合が多いのです。
実は男性でも人によってはあまり症状が出ません。
さらにクラミジアや淋病が喉に感染すると、男女ともに症状が出ない場合も珍しくないのです。
このようなときでも自分で性病の診察を受けたいときは受診OKですが、費用は自由診療となります。
このときに検査を受け、特定の性病に陽性となれば以降の診察や治療は保険適用となり、費用がお得になります。
予算はどれくらいかかる?
保険適用の場合、診察料は初診時に最低1000円ほどとなります。
診察にかかる費用はそれほどかかりません。
なお、性病の診察では診断のために性病検査が行われることも多いです。
クラミジアや淋病をはじめ、これなしでは医師でも診断が難しいことが多いため、あわせて検査が行われますからその費用も予算に入れておきましょう。
このときの費用は検査の数や種類にもよりますが、クラミジアや淋病の場合、体の部位一か所の検査なら診察料とあわせて合計3000円ほどとなります。
クラミジアと淋病の検査を同時に行ったり、性器と喉の検査を両方行ったりと、一度に受ける検査の数が増えるほど費用も高くなりますから注意してください。
保険適用でない場合、それぞれの病院ごとに費用はよく確認してください。
自由診療の費用は病院が自由に決められるため、完全に病院次第となります。
診察料は3000円ほどとしている病院が多いですが、検査費用は病院によって3000円、5000円、8000円など、かなり違いがあります。
自費診療になりそうなら、診察料と検査料を含めていくらになるか、受診前に病院に問い合わせることをおすすめします。