性病による発熱について
性病の症状というと、クラミジアや淋病などで起こる排尿時の違和感や痛みといったイメージがあるかもしれません。
発熱のイメージは逆にほとんどないかもしれませんね。
しかし場合によっては性病が原因で発熱することもあります。
どんな病気でそうなるかというと、代表的な性病となるクラミジアや淋病でそれが起こる場合もあるのです。
感染部位が陰部になる場合に発熱することはそれほどないのですが、喉に感染した場合は風邪に近い症状が出ることが多く、発熱する場合もあります。
それほど高い熱が出るわけではありませんが、発熱は喉のクラミジアや淋病の症状の一つになっています。
性器ヘルペスも発熱することのある病気です。
これは性器に強い痛みをともなう水ぶくれなどができる病気になるのですが、初感染時には発熱することもあります。
もし発熱する場合は熱が高くなることもあり、39度近い熱が出ることもあります。
これも性病による発熱の症状です。
このほか、B型肝炎もまた注意したい性病の一つとなり、性行為などで感染します。
症状としては発熱や全身の倦怠感など風邪に近い症状が出るため、これになったときも性病が原因で発熱することになりますね。
性病による発熱の治療法
性病が原因で発熱したとき、その症状だけを見ると風邪に近いため、自宅で寝ていたり、病院に行くとしても内科を受診したりした方がいいように思えますよね。
しかし性病が原因の発熱の治療は、性病を診られる病院を利用した方がベターです。
一見すると風邪に近い症状が出ていた場合でも性病の可能性があるなら性病科などで診察を受けられます。
逆に内科でこれら性病の治療は受けられるかというと、難しいことが多いです。
性病の可能性があるとわかれば適切な治療薬を処方できる場合もありますが、そもそも内科では性病の可能性を第一に考えるわけではないため、風邪など別の病気として診断を行い、結果的に適切な治療が遅れる場合があるのです。
性病かもと思う発熱は性病を診られる病院で相談するといいでしょう。
治療費はどれくらいかかる?
これまで性病の診察を受けたことがない方など、治療費としてどれくらいかかるのか気になる方もおられるでしょう。
すでに発熱といった症状が出ている場合は保険適用で治療を受けられるため、他の病院を利用したときとそれほど大きくは変わりません。
ただ、性病の場合は検査を行うことがあるため、診察料のほかに検査料も必要になります。
病院での支払いは保険適用でも3000円程度かかる場合もありますから、そのつもりでお金を準備しておくといいでしょう。